恵比寿あたりで、じっくりコトコト煮詰まるブログ

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恵比寿を「地元」と呼べるようになるのを目指す精進ブログ。食べたり飲んだり考えたり煮詰まったりの日記など。

【GW旅紀行③】プランバナン寺院リベンジ ⇒ スコールの中の"グドゥッ" ⇒ そしてボルブドゥールへの道のり。

3日目リベンジ!

そんなこんなで2日目の予期せぬバスの運行中止(?)で行けなかったプランバナンに、朝からリベンジ。(ようやく観光スタート。笑)

 

位置関係的にはプランバナンと、その次に行こうと思ってるボルブドゥールの、
だいたい真ん中にあるのがジョグジャカルタ

予定では、朝早めにプランバナンに行って、
昼に戻って夕方から高速バスでボルブドゥールに移動というスケジュール。

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プランバナンはメイン寺院がヒンドゥー教で、
ボルブドゥールの方は仏教

でもそれぞれを建てた王朝は、どちらかがどちらかに嫁いで婚姻関係があったとかで(めっちゃうろ覚え)宗教は違うけど良好な関係だったと見られてるらしい。

実際プランバナン内も、メインはヒンドゥー教だけど、同じエリアにある他のいくつもの寺院は全て仏教。(個人的にはなんかそんなゆるさが好きです)

 

そのプランバナン、入口がちょっとわかりづらく外国人はチケットが別になってるとのこと。ちなみに入場料は日本円換算で2340円ぐらい。

最初チケット売場かなと思った場所は、現地の人のためので、現地料金だと確か700円ぐらいだった気が(うろ覚え)。まあその分、チケット売場の建物も外国人用のは少し立派な?感じでした。

 

入口入ると謎のゆるキャラ(センスが謎…)

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他にも…あれ…?

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まあ、そんな感じのゆるゆるな感じの園内ですが
気を取り直して進んでいくと、、、

メインの寺院がドーン!

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この寺院はヒンドゥー教の3大神が祀られてます。

ヒンドゥー多神教なので、いろいろ土地の宗教(神様)とかをうまく吸収したりして、どの神様がいちばん偉いとかもいろいろ考え方がバリエーションがある様子。

3大神は、シヴァヴィシュヌブラフマー
プランバナンではシヴァを中心に祀られてて
こんな感じの配置。

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頑張って描いたわりには
むしろわかりづらい
ですね!f(^_^;)

要するにまあ、中央のシヴァ(①)を中心に、
両脇にヴィシュヌ(③)ブラフマー(⑤)が配置。
それぞれの神様の対面(手前)側②④⑥には
その「乗り物」が祀られてます。

ちなみにシヴァの乗り物は、
ナンディーと言って牛。
なのでヒンドゥー教では、
牛を食べるのは、

ダメ絶対。

↓牛のナンディー像。

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そしてここで素朴な疑問が。

あれ、でもガルーダ(ヴィシュヌの乗り物)って鳥だけど、
みんなめっちゃチキンは食べてるのなんで?

いや…鳥だけどガルーダはワシだから。。

鳥=🍗 という思考回路でした。失礼。

 

 

中央にそびえるのがメインのシヴァの塔。 f:id:gdgd_ebisu:20170501183852j:image

 

シヴァの塔は登るとぐるっと回廊があって、
東西南北それぞれからさらに階段が。
ひとつひとつ階段をのぼって、
その先の祠に4つの像が設置されてます。

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左上シヴァ(南)、右上ガネーシャ(東)、
右下ドゥルガ(北)、左下シヴァの師匠(西)。

 

ちなみにシヴァの塔なのに、
いちばん正面側の祠にあって1番大きかった像だったのはシヴァ自身のじゃなくて師匠の像でした。シヴァさん謙虚。あとガネーシャは商売の神様で(シヴァの息子とされてる)よくお店とかに飾られたりも。「夢をかなえるゾウ」のやつですね。

 

 

シヴァの塔に向かって右側がヴィシュヌ神

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向かって左側はブラフマー

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いろんな解釈や信仰があるみたいだけど、
ブラフマー/創造ヴィシュヌ/維持シヴァ/破壊
というそれぞれ役割をもった三大神。

 

ブラフマーは宇宙根源の原理というか…姿形を持たない神様らしい。ということで実際民衆もよくわからんかったらしく信仰としては人気が薄いのだとか。なんかいちばん根源なのに概念的すぎたらしい。なんか残念感。

 

ヴィシュヌは人気の神。わりと他の信仰や神様、英雄を「ヴィシュヌが化身した」というテイで取り込んじゃう作戦。なんならブッダ(シッダルダ)もヴィシュヌの化身と言っちゃったりとか。なのでいろいろエピソードとかストーリーが多くて楽しいです。バリ島がヒンドゥー教なので、このあとの旅でもちょいちょいお見かけしていきます。

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個人的にはガルーダに乗ったこのヴィシュヌが好き
(ガルーダ単体でも、インドネシアガルーダ航空とAIRLINEの名前になるぐらい人気者)

 

 

そしてシヴァは破壊神でもあり創造神でもあり。
二面性を持つ神様でこちらも人気者。
というかインドネシアに旅行するまで、
むしろシヴァ神ぐらいしか知らなかったです。
青い顔の神様で。ヨガ修行とも縁が深いようです。

破壊神… 

 

おまけ。

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ひとつひとつ階段きつくて。。
高所恐怖症のアラフォーにはコタエマシタ。。

 

けっこう腰にきてたので(苦笑)
メイン以外の寺院(仏教の)は、
園内を周遊するトロッコみたいな無料バスで
さらっと一周して観光を消化。笑

 

 

バスで移動(トランスジョグジャ)

そしてジョグジャカルタ方面にバスで戻ります。

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バスには車掌さん?みたいな人がいて、
バス停が近づくと走行中でもドア開けちゃって、
停留所に着くと、出入口の脇に立って乗り降りを
手伝ってくれます。(左グリーンシャツのおじちゃんが車掌さん)

 

ちなみにバス停は(もう少し大きいところの方が多いけど)こんな感じ。待合室みたいになってます。ここにも切符を売ったり乗り降りを手伝うスタッフが何人か常駐。

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バスに乗るたびに感動したのが、
スタッフ・乗客問わず、お年寄り、女性、身体の不自由な方とかにとっても親切

すんごいぎゅうぎゅう詰めで混んでたりするんだけど、荷物多かったときとか運転手のそばの席が空いたらけっこう離れた場所に立ってても遠くからこっち空いてるから座りなさい、と促してくれたり。(車掌のおじちゃんが積極的に仕切ってくれるけど乗客同士もめっちゃ親切で譲り合う)

あとぎゅうぎゅう詰めのラッシュのとき、乗ってきた孫をだっこしたおばあちゃんに夫が席をゆずったらすごく最後まで気にかけてくれて。座って夫の分も荷物を抱えてた私に、膝と膝の間のわずかなスペースに置いたら?と何回も言ってきてくれたり。(お互い言葉通じてないんだけどね…笑)。

 

すごくインドネシアの人たち、笑顔が全力だしとっても親切で、バスに乗るたびになんかいい気持ちになってほっこり。すごく良い思い出になりました。(まあバスの運転はめっちゃ荒い&渋滞多いんですけども…笑)

 

そんなこんなで到着、お昼ごはん

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昼ごはんは夫が調べてくれた
グドゥッ(GUDEG)」の有名なお店。
ジャックフルーツを一緒に煮込んだ料理が
美味しい人気のお店なんだとか。

 

ただ、、フルーツを煮込んだごはん?という、
なんだか説明だけ聞くと、
全然、美味しそうなイメージがわかない。。

 

しかも場所がめっちゃへんぴ!!!
(大学の近くとかで、他に何もないようなとこ)

お店に一番近い最寄りのバス停を見過ごしてしまい、ちょっと歩いてやっと到着!Google MapのGPSで現在地をチェックできるから地元バスに乗りやすくなったとはいえ、、難易度はなかなか高い。

 

しかも着いた途端、突然のスコール!

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ほんと店に入って席に着くなりザバーーーーッと。GWは時期的には乾季にはなるのですが、パキッと切り替わるわけではないので境目の時期はけっこう雨が急に降ったりもあるらしい。

 

でも!!!

 

料理はめっちゃめちゃ

美味しかった!!!☺️

 

 

へんぴな場所なのに、しかも15:00近い遅い時間だったのに、けっこうお店の中が混んでて、次々にお客さん来てて。それも納得!どちらもすごく美味でめっちゃ満足。

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鶏肉を甘辛く煮込んだもので、チキンの腿肉と胸肉のをそれぞれオーダー。

フルーツの濃い甘みに、青唐辛子系のピリ辛とで複雑な味で深みがあってホントすっごく美味。鶏肉は柔らかくてホロホロしてて、とてもジューシー。

夫いわく、この旅でいちばん美味しかったものを選ぶならココかもとのこと。

不自然な甘みじゃなくて
フルーツの甘みで煮詰めた感じですごく美味しい。
極めて上質だね。

飲み物は砂糖たっぷりの甘〜〜い紅茶を頼んだのですが、最初は甘すぎると思ってたのに、ピリ辛のこのグドゥッを食べながら一緒に飲むとめちゃめちゃしっくりきて美味しいから不思議でびっくり。組み合わせの妙。

はあ〜〜〜〜!
めちゃくちゃ美味しい〜!
最高に至福〜〜〜〜!✨✨✨

 

路線バス

食べ終わって少しだけスコールが止むまで待っていたのですが、とはいえ夜までにはボルブドゥールまで行かないといけないので、雨が弱まったところで意を決してバス停に。

 

て!!

いちばんの店から近い
最寄りのバス停というのは・・・・

これ!!!

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これは見過ごすわっっ!!!

バスはけっこうなスピードで走ってゆくのに、

この階段みたいなステップのところで
「降ります」と車掌さんに意思表示して、
バス停として降りるのはもうかなりの
無理ゲーすぎですよ。。。( -言- )

 

遠目に見るとこんなん。。。

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ということで。降りるのも至難の業だけど、そもそも乗るにしても、バスが果たしてこのバス停(ステップ)に止まってくれるのか、、半信半疑のままだったのですが、バス停に向かって歩いていって角を曲がったところ、、、

 

ちょうど、バスが!

走ったけど、、、ちょうど間に合わず。。。。
がーん。

大体10分間隔ぐらいの運行のようだったので
まあ少し待っていれば次のバスが来るんだけど、

雨も降ってるので・・・・

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こんな感じのところで雨宿り。

隙間から道路の方を覗いてると、、、

 

バスが来たっ!!!!!!!!

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バスを見つけて、全力で走って。
間一髪で間に合った!と思ったら、
行き先の違うバスで空振り。(´;ω;`)ブワッ

まあそこから雨の中、もう走るの嫌だしと、
ステップの上で20分ぐらい濡れながら待って
ようやく来たバスに無事に乗ることができました。

 

そしてそのバスに数分乗って、ボルブドゥール行きの長距離バスに乗り換えるバス停にようやく到着したところ、、、、

ボルブドゥール行きのバスは
17時までで今日はもう終了だって!!

なんと!!

 

着いたら、バスは17時終了と判明!!!!
(そのとき時刻は17:15)

 

するとタクシーの客引きの人たちが集まってきてワラワラと。。

もうBLUE BIRDですら、トラウマMAXの不信感バリバリの私たちに、カモが来たと言わんばかりの個人タクシーなんて!ハードル高すぎるんですけど。。。

 

が、、、

そうはいっても、その日の宿はボルブドゥールだし。
他に選択肢もないので夫が交渉し始めて、先に金額を聞いたところ2000円で行くとすかさず1人のお兄ちゃんが言うので、、その兄ちゃんのタクシー(?)で行くことに。。

道中GPSで現在地を確認したいんだけど、グローバルwifiは、3Gどころか2Gとかの細っっっい回線で地図データをダウンロードができなくて。地図データが表示されずヤキモキ。。

(ご、強盗がまずいちばん怖いから……でも正義感の強い夫は抵抗しそうだし、ひとまず抵抗しないように夫を説得して…)

(いやいやでも、そうは言っても物価的には2000円は1万円ぐらいの価値なわけだから、そう考えると、2時間で1万円分の稼ぎなら十分オイシイ仕事だし……そんな悪いことにはならないんじゃ…)

などと心の中で、
ビビリなシミュレーションしてると
私の隣で、

ようやく表示されたよ。

スマホの地図が表示され、
現在地がわかって一安心な夫。

 

なんせ長距離(2時間)なもんでだいぶドキドキしましたが、、、、無事に、最初に言ってた通り2000円でボルブドゥールのホテルに到着。

よかった。(しかもお兄さん飛ばしてくれて予想より早く着いた)

 

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雨しとしと。

いろいろあって疲れ過ぎて(笑)お部屋の写真は撮るのはすっかり忘れてたけど。。。ボルブドゥールの遺跡エリア内にある宿は、雰囲気があって素敵。

 

疲れまくりの夜ごはんは宿のレストランで食事。

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ミーゴレンとチキンだったかな。
ビールも飲めたし、
雰囲気とても良かったです。

 

食べ終わってからボルブドゥールの遺跡や、廻廊にあるブッダの生涯のレリーフについて解説するビデオ(日本語もある)をシアタールーム的なところで見てお勉強。なかなか面白い。

 

そして次の日は、
ボルブドゥール遺跡のサンライズツアー
AM4:30の出発なので、早めに就寝。

 

 

おやすみなさい。🌙

 

 

 ふーーーー疲れた!

(まだまだ序盤!先が長いわー!)