恵比寿あたりで、じっくりコトコト煮詰まるブログ

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恵比寿を「地元」と呼べるようになるのを目指す精進ブログ。食べたり飲んだり考えたり煮詰まったりの日記など。

「粋(いき)」は古いのかと思ってたら今にぴったり過ぎた。

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更新頻度をあげる!と息巻いて、

でもさすが繁忙期…忙しすぎて全然更新できてなかったのですが(あとスマホからの更新がしづらい)noteにちょっと思ったことを書いてみたのでそのままコピー。

「粋(いき)」は古いのかと思ってたら今にぴったり過ぎた。|parfum|note

 

「粋(いき)」は古いのかと思ってたら今にぴったり過ぎた。

ちょっとした調べものから、
よく言われる「粋(いき)」という言葉を調べてたら、今の必要だなと思う求めていたものにびっくりするぐらいぴったり合っていたので、ちょっと書き留めておこうかなと。

 

 

 九鬼周造「いきの構造」による"粋"を構成する3つの要素とは

明治大正の日本を代表する哲学者、九鬼周造はその著書「いきの構造」というのを未読だが、先のブログから見るには、「粋」は以下の3つの要素から成るという。

 

媚態

媚びを売るというか色香と艶。遊女から発した言葉だけに含まれる素因。わかる人にわかれば良いのではなく"愛でられる"ことを重視する姿勢、みたいな感じかな。

意気地

一種の反抗を含んだ心持ち。媚びはするが支配はされない、選ぶ主導権。芯に持つ頑固な美学のような胆力。

諦念

なんでもかんでも追わない、トレードオフ。選ぶというのは捨てること。何を選び何を捨てるのか。優先順位を持つこと。

 

本家の本をまだ読んでなく(読みたい!)、ブログ記事やwikiとかから引っ張ったキーワードに自分なりの解釈で書いたものだけど。とても響いて大事にしたい言葉だなと思う。

 

仕事の組織づくりに「粋」精神

今の会社は若い会社で。
勢いと市場の拡大の波にいち早く乗ってる会社だけどコンパクトサイズゆえの悩みを抱える。

ここまでの売りは機動力
でも10年で積み重ねてきた品質と技術による価値は確実に上がってる。その価値で売ってく勝負にでていくのかアドバンテージの機動力をとるのか。

 

品質という意味では、まず映像編集の学習コストがだいぶ下がってしまっていて。
撮影についてはまだまだプロの技術については開きがあるけど、これも求められるものは、レベルとジャンルが多様化でグラデーション化していてものすごく需要と供給バランスがわかりにくくなってる。
そんな状況のなかで、差別化する"価値"は何で、それをどう表現していくべきなのか。

会社の人数が増えれば増えるほど、ある程度ブランドができてから人数が増えていくと、会社に何を求めているかにどうしてもバラつきが出てしまう。入社する時点で見てる景色が違うから。

「粋」を構成する3つのパラメータで優先すべきものはもそれぞれ意見がバラついてるから、ひとつにまとめあげることは至難だと思う。
でもまだお互いの顔と名前がわかるぐらいの人数のうちに、ひとりひとりが持ってる「粋」についての考えをまとめていくのは良いのではないかと思う。

そのなかで、組織としての「粋」が何か?
それを明確に言語化できて実行できてる組織がかっこいいし強いんじゃないかと思う次第。

 

「エッセンシャル思考」

あと今、「エッセンシャル思考」という本を読んでて。ここからもいろいろ引用したい考えがつまってる。

もしも世の中が 、無駄なものを買えと急き立てる代わりに 、じっくりものを考える余裕を与えてくれたらどうだろう 。好きでもない人のためにいやなことをやったり 、いらないものを買ったりすることが 、馬鹿げたことだと言われるようになったら。
そこでは誰もが自分の本当にやるべきことをやっている 。意味のある会話が生まれ 、やがて大きなうねりになっていく 。
まだ迷っているなら 、人生がいかに短いかを考えてみてほしい 。残されたわずかな時間を 、いったいどのように使いたいのか 。

こういうのを大事にしたい。

そういう世の中で生き残れる会社にしたい(少なくてもそこが自分の居場所ならば)。

 

 

よく読んで、よく「粋」について考えて、
きちんと結論出すまで思考をねばりたい。